もくじ

追い込み期を振り返る

結局私は合格までに約2年半を費やした。
永久サポートオプションを付けたことは大正解だった。
1回めの試験は惜しくも不合格だったけど、2回目には合格できた。

最初の一年目はとにかく自分との戦いだった。
まだ買い物依存症から完全に抜け出せた自信はないままに、
膨大なテキストや問題集と格闘した。

講義DVDを見て内容を理解して、テキストを熟読して必要事項を暗記、
そしてチェックテストで確認。
毎日毎日これの繰り返しだった。
最初の年は仕事の後に意識を勉強に向けようとするだけで大変だった。
何しろ覚えることの大半は不慣れな法律用語ばかり。
ちっとも先に進まなかった。
最初のうちは「あ、まだここまでしか手をつけてない…」と
焦ってばかりいた。
でも焦って無理やり先に進んでもいいことはなかった。
復習がちゃんとできないまま先へ進むと、前に覚えたことを
ほとんど忘れてしまうのだ…。
このままじゃダメだ…。
ある時期を境に、私は焦って先に進めることをやめた。
そして進度はゆっくりでも、とにかく何度も前に戻って
復習をしつこいくらいにやるように勉強方法を変えた。

フォーサイトにはパソコンを使ってテレビゲームみたいに
知識のチェックテストができる「道場破り」というシステムがある。
しかも受講者はタダで何度でも利用できるのだ。
ここで出題される問題は基本事項をちゃんと覚えているかを確認する
ごく簡単なものばかりだ。
私はこれを徹底的に利用した…っていうか完全にハマった。
毎日家に帰って、これをやるのが楽しくなった。
次は全問正解してやる!!!
もともと自分の中に依存症傾向のある私にとっては
このゲームのようなチェックテストは渡りに船のような感じだった。

ただテキストを眺めているだけでは覚えにくかった基本事項が
これを繰り返すことでスルスルと覚えられ、そして
同じことを繰り返しているうちに、私の頭に中に知らず知らずのうちに
知識が定着していった。
DVDで理解→テキストで暗記→道場破りで確認
初めはあんなに苦痛だった勉強がどんどん楽しくなった。
ゲーム(道場破り)がパーフェクトだとその日はすごく快感だった。

いつのまにか私は、自分から毎日欠かさず勉強をする習慣がついた
2回目の試験を3ヵ月後に控える頃には
過去問がきっちり解ける自分になっていた。
ここまでくればこっちのもの。
ラストスパートは自分でも驚くくらい勉強した。
休日には10時間以上、仕事のある日も往復の通勤で2時間
家に帰ってから3時間以上は勉強した
もうこの頃には買い物したいな?なんてことは全く考えなくなった
このままずっとこんな日が続いてもいい。
夢中になって勉強する毎日の習慣は、私自身の行動を変え、
そして運命も変えていったのだ。



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